Q-07 土壌の三相分布とは?一覧へ戻る

2.望ましい三相分布とは
 根の生育に望ましい三相分布は、土壌の性質により異なるので具体的な数値として決めることが困難です。土壌の種類を込みにした場合、大まかには、表土で固相:液相:気相が40:30:30が望ましいとされています。砕土直後の表土は気相が多いのですが、次第に土が締まってくるため気相は減り、固相が増えていきます。但し、降雨や踏圧、根の伸長などにより土が圧縮・変形されない限り、固相割合は一定で、気相と液相の合計割合(孔隙率、つまりすき間の割合)も一定となります。つまり、土が湿れば液相が増えて気相が減り、乾けば液相が減って気相が増えます(図2)。固相割合が多い土壌はすき間が少なく、透水性が悪いことになります。例えば、強粘質な土壌の心土の三相分布は、年間を通して大きな変化はなく、気相割合は1%程度で非常に少なくなっていて、透水性が極めて悪い状態です。